#9:愛着の中の猫

目があってしまった
箱の中にいた君
何年経ったかわかんないけど
僕が閉じ込めたきりの君

ずっと忘れていたけど
あの頃のことを思い出す
そしたらまた君と目があって
だめだよ

僕がこの箱を開けたのは
君をこの手で殺すため
つい目を合わせちゃった僕は
君を生かすか殺すかを
もやもや考えなきゃならなくて

また目が合ってしまって
あの頃のことがちらついて
そしたらもう君を殺せない
だめだよ

僕がこの箱を開けたとき
君のことなんか忘れてた
つい目を合わせちゃった僕は
君を生かすか殺すかを
もやもや考えるのはやめにした

僕がこの箱を閉じたとき
君にまた会おうって思ってた
つい目を合わせちゃった僕は
君を生かすか殺すかを
もやもや考えたんだけど

答えが出なくて
また箱を閉じることにした



書くことがないので、4年前くらいに思いついたポエムをサルベージ。

なにか旋律もあった気がするけど今はなんにも覚えてない。

この文字列だって、ケータイのメモ帳で後生大事にとっておいたけど、そのときのまま「生きて」はいないんだなって思うとちょっと寂しくなる。

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